「小さくても『人』が集まる会社」(著・西川幸孝)という本から。
就活全敗の人(Aさんとしましょう)が、家業を継ぐことになった事例です。
Aさんは「社長」なのですが、なかなかリーダーシップを発揮できず、年下の従業員からも「A君」と呼ばれる始末。
そこでAさんはリーダーシップについて考えを深め、これまで「周りがどう思うか」という観点から出していた指示を、「自らの勘・感覚・感情を信じて決めよう」と決意したそうです。
それが功を奏し、会社は発展の道をたどったというサクセス・ストーリーでした。
ただ、私はこれは例外的な事例だと思うのです。
人には大きく2種類あると思います。
リードする人とされる人。
「リードされる人」などと書くと、言われるままの操り人形のようなネガティブな感じがしますが、具体的にはリーダーから与えられた大まかな方針を具体的な行動に落とし込む、いわば「参謀・実行役」のような存在とご理解ください。
取締役ー部長のようなトップ級から、主任ー一般社員のような現場レベルまで、リーダー-参謀・実行役の関係は全社的に存在します(中間管理職は場合により立場が変わりますが…)。
それぞれの職位において、その人がリーダーに向いているか、それとも参謀・実行役型なのかの見極めは、会社の円滑な運営の観点で非常に重要であると考えます。
これは業種・規模に関係なく、会社・従業員双方にとって言えることです。
社長から見てまずはリーダーシップの観点で、適材適所となっているかの確認が必要と思います。
その上で、職務内容や従業員の長所・短所を踏まえ、配置を決めてみてはどうでしょうか。